21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

最近よく耳にする「デザイン思考」とは、イノベーションを得るための発想法や技術のこと。デザイン思考が役立つ場面について本書では「既存のビジネスの枠を超えた新たな商品やサービスの開発の必要性に迫られているときや、新規事業創造やブランドの立て直…

世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本 〜トップIT企業のPMとして就職する方法〜(比較表追記)

とあるルートでお勧めされていたので手に取ってみましたが、最近読んだ何冊かのキャリアプランに関する本の中ではダントツに良書でした。タイトルからお前は転職でもするのかと思われそうですが、著名なIT企業への就職を目指さなくてもプロダクトマネージャ…

NTT 30年目の決断

内容は、グローバル化の現状と課題/光コラボに関わる総務省や他事業者とのあれこれやその意味/ドコモの状況と今後のあり方/(本の帯にもある)「成熟化」と「土管化」そして「同質化」について/総務省が今後何を見据えているのか、といったところ。日頃…

渋滞学

子供の「なぜ、渋滞って発生するの?」という質問にうまく答えられなかった私です。:-) 筆者が10年かけて研究してきた渋滞学を一般の人にもわかりやすく解説したこの本。前半の渋滞のメカニズム的な話は十分噛み砕かれて説明されており、これまでの自分の断…

世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本 〜トップIT企業のPMとして就職する方法〜

とあるルートでお勧めされていたので手に取ってみましたが、最近読んだ何冊かのキャリアプランに関する本の中ではダントツに良書でした。タイトルからお前は転職でもするのかと思われそうですが、著名なIT企業への就職を目指さなくてもプロダクトマネージャ…

人月の神話【新装版】

ソフトウェア開発およびそのプロジェクトマネージメントの古典的な書として、ずっと気になっていたこの本、やっと読了できました。個人的にはプロジェクトマネジメントの話より「概念構造体」などの言葉で語られるソフトウェア開発の難しさについての洞察が…

中学受験の今を知るために読んだ本

子供も大きくなり、そろそろ「中学受験」というキーワードが気になる年頃になりました。 私の子供の時代からの大きな違いは、やはり「中高一貫校」の存在です。そのメリットは親から見ると大変魅力的に映るものですが、実際はどうなんだろう?というのは親で…

私とは何か――「個人」から「分人」へ

「分人」という、普段見なれない言葉に興味を引かれて読んでみました。 「分人」とは、たった一つの本当の自分など存在せず、対人関係ごとに見せる複数の顔があり、それは必ずしも同じではないが、それはすべて本当の自分であると示されています。そして、人…

COLLECTABLE TECHNOLOGY

おっさんホイホイの本、その2。これも図書館で借りていた本ですが、限定3000冊だったんですね。 コンピュータだけでなくラジオとか時計、デジカメ、ゲーム機など幅広い電子機器のコレクションになっているので、コンピュータの事をよく知らない人でも一つく…

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

図書館で見つけて思わず衝動借りしました。写真がとても綺麗で1ページめくるたびに「おぉー」と唸ってしまいます。以下、特に印象に残ったもの... UNIVAC I:水銀遅延線で構成されるメインメモリがセクシーすぎる。 IBM System/360:"EMERGENCY PULL"ボタン…

成功はすべてコンセプトから始まる

「コンセプトを立てる」というとなんか仰々しくて難しいものを考えてしまいますが、実は非常にシンプルで日常の様々な場面でも応用が利く性質を持っているモノではないかと、(この本で述べられている定義とは若干異なるとかもしれませんが)あえてそう感じ…

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

「イノベーションのジレンマ」の著者クリステンセン教授による人生を考えるための本。氏が2005年に来日した時に、有給休暇を取って大手町の某所に足を運んでイノベーションのジレンマの講演を聞きに行ったことを思い出します。 本書の元の題は”How will you …

エンタープライズ・アーキテクチャ

『EAの真価は企業レベルのITの全体最適化でありIT全体のビジネス価値の最適化である。』という視点で展開される体系化されたフレークワークや視点の数々は、発行から10年たった今でも通じるものでありその先見性の高さには驚かされます。中古品を探してまで…

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

後輩に薦められるままKindle版のサンプルを読んでたのですが、1章から展開が面白くて気がついたらそのまま本体もポチってるという完全にamazonにやられたパターンですw 「生産性の向上」という命題に対して、全体最適の視点で解決していくプロセスを小説形…

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

問題は何なのか?とたずねる以前にあわてて解答を作り出そうとする、もって生まれた傾向に歯止めをかけるべきである。未熟な問題解決者は、きっと解くべき問題を定義する時間を惜しんで解答にとびつくものである。経験をつんだ問題解決者すら、社会的圧力に…

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか

2ちゃんねる管理人ひろゆき氏が放つ、身も蓋もないロジックが痛快なこの本。なぜ潰れないのかという理由についてははすでにいろんなエントリで書かれているので割愛するとして、佐々木俊尚氏との対談は示唆に富んでいていろいろと考えされられることが多いで…

恋する株式投資入門

経済や株式に関するわかりやすい解説をしていることから、いつもチェックさせていただいているブログ「http://wkwk.tv/chou/」にて、「http://wkwk.tv/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=970」というエントリがあったので、ダメもとで応募し…

Web2.0でビジネスが変わる

や日本に初めてセグウェイを導入したことで知られる神田敏晶さんのWeb2.0に関する著書。一貫してユーザ視点で書いてある文体はとても読みやすく、あっという間に読んでしまいました。Web2.0が自分にとってどういう影響を及ぼすものなのかを知りたいと思って…

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

この本の基礎となっている、GTD(Getting Things Done)の考え方に関しては、お恥ずかしいことに原書(Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity)も訳本(仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法)も読んでませんでした。と…

ひとつ上のアイディア。

公告代理店・建築家・コピーライタ等、いわゆる「企画」を生業とするクリエイターの方々が語るアイディアに対するノウハウや哲学を記した本。自分にとってアイディアとは何かという自問からスタートし、実際に携わった企画の経験を交えた話がつづられていま…

話し方のマナーとコツ―暮らしの絵本

前回のエントリで述べた本(お仕事のマナーとコツ (暮らしの絵本))に引きつづき、「暮らしの絵本」シリーズ。こちらも女性をターゲットにしていると思われる本ですが、現実的なシチュエーションと具体的な対応方法が、イラストのやわらかさからは想像できな…

お仕事のマナーとコツ―暮らしの絵本

発行された時期(3月下旬)やイラストを多様した構成から、新たに社会人になる方、特に女性をターゲットにしている本であることは自明です。しかし、イラストのタッチからくる適度なやわらかさの割には、視点の鋭さがなかなか際立ってるような気がしたので、…

フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

350年の時を経て成し遂げられた、数学の歴史的快挙を題材としたドキュメンタリー。本のタイトルにもある「フェルマーの最終定理」を解き明かすという潮流に存在した、沢山の人間や定理、それらにまつわる出来事がドラマティックに描かれており、仮に物語とし…

人を動かす

先輩の薦めで読んでみました。タイトルからギラギラした野望といったイメージを想像していたのですが、よい意味で裏切られました。決して小難しいことを言っているのではなく、多数の実例を引き合いに本質をきちんとついており、全体的にもやさしい口調で大…

ウェブ進化論-読書メモ(2)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) 「Web進化論」を読んで自分の琴線に触れた言葉を引用しつつ、自分の理解や課題などを以下にまとめておきます。その2 ではこのロングテール現象はリアル大組織にとってどんな意味があるのか。「ネッ…

Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~

最近、個人的に強い興味を持っている「ライフハック」に関する本が出版されました。100SHIKI | 世界のアイデアを日替わりでやシンプルな目標管理ツール | check*pad.jpでおなじみの田口さん率いる多数の著者陣が、最新のライフハックに関するノウハウを引っ…

ウェブ進化論-読書メモ(1)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) 「Web進化論」を読んで自分の琴線に触れた言葉を引用しつつ、自分の理解や課題などを以下にまとめておきます。課題はもう少し自分で考えてみて実践までもって行きたい。 「プロフェッショナルとは何…

ウェブ進化論

久々に興奮しながら一気に読んで、実はもう2週目の後半に差し掛かっている。著者の梅田さんの思考が本という形態で一つにまとまっており、その思考が丸太の形でズドンと頭の中にぶちこまれるような感覚だった。 私は1971生まれなので、この本でいう「あちら…