ウェブ進化論を読んで考えてみたこと その1

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
ネタは「ウェブ進化論を読んで今後考えてみたいこと | check*pad.jp」として管理中。とりあえず自分の中で整理できたものをここに吐き出しておきます。

  • なぜ大企業では「情報の送り手ではなく受け手が必要な情報を選んで処理していく」といったことができないのか。
    • 情報を隠蔽することで自分の価値を高めようと考える人がいる。
    • 情報を公開することは自分を無防備にさらけ出すようなもの。自分の仕事を非難されるのを恐れている。まるで自分のブログに対して批判的なコメントが来るのを恐れるかのように。
  • 特定多数無限大を信じられるようになるのか。
    • 逆に言えば「特定多数無限大を信じることを前提としないもの」はWeb2.0と相性が悪い。
    • つまり、特定少数有限(=システムでリソースを制御・管理できる)に起因する信頼を必要とする基幹系システムのWeb2.0化はまだまだ先の話か決してWeb2.0にはならないのではないか。
  • 「こちら側」から「あちら側」に移行する可能性のあるものの共通点はなにか。
    • 上記の逆で、「特定多数無限大」「開放性」というキーワードと相性がいいもの。
    • コミュニティ!!
  • 情報共有するためのコストを極力ゼロにできないか。
    • とにかくコンピュータによる「徹底した」自動処理化がカギ。中途半端な自動化はかえって利用する側の教育コストなどがかさみ意味がない。
  • どの分野の情報システムから動き始めるだろうか。もっとも「あちら側」に近い「こちら側」とは何か。
  • 高速道路はもう誰でも簡単に走れるようになっている。自分だけでなく周りもどんどんそこを走ってくる。だから、単に高速道路を走るだけではもう意味がなくなってきている。
    • 走り方やその方向含め、「真」に自分のオリジナリティを問われる時代がやってくる。