次世代ネットワークのフィールドトライアルの条件開示

NTT HOME > 次世代ネットワークのフィールドトライアルのインタフェース条件開示および参加受付の開始について
というわけで、フィールドトライアルの参加受付を開始したようです。IMSにおけるANIと呼ばれていたアプリケーション向けインタフェースは今回、SNI(アプリケーションサーバ・網インタフェース)という形で提供されており、具体的にはSIPで接続することになるようです。アプリケーションサーバSIP-UAを実装する必要があるということですね。フィールドトライアルにおいては、インタラクティブ(ユニキャスト)通信機能、マルチキャスト通信機能を提供し、アプリケーションサーバがメディアストリームを終端する形態となっています。で、なんでANIじゃないのかという話に関しては、「次世代IP アプリケーションサーバ・網インタフェース(SNI)」のP29に以下の記述があります。

IMSモデルではANIとして、メディアストリームを終端しないParlay等による形態が想定されているが、現時点ではParlay等の実装例が少ないため、アプリケーションサーバSIP B2BUAを適用し、メディアストリームを終端しない通信形態を提供することを前提に、今後、実現方式の検討を行う。

厳密にはIMSのANIではないので、混乱しないように違う名称(SNI)として提供したのかな・・と想定してます。セッションだけをコントロールするモデルは今回提供はされないようですね。もちろんアプリケーションサーバ自身でParlayを提供してしまうという手もあるのですが、そこまで気合の入った3rd. Partyはいないだろうなぁ。(いて欲しいなぁ)