サイボウズのワーク・ライフ・バランス支援制度の改定内容がすごい

国産グループウェアで有名なサイボウズにて、「育児休暇を最長6年間取れる」制度を開始したとのことで、ちょっと気になったのでプレスリリースを読んでみました。

■ワーク・ライフ・バランス支援制度の主な特徴
育児休業
 最長6年間 (小学校就学時まで) 休業可能。休業回数は特に定めない。
介護休業
 要介護状態に問わず最長6年間休業可能。休業回数は特に定めない。
http://cybozu.co.jp/company/news/2006/20060731.html

これはすごいですね。制度を導入する決断をしたサイボウズという会社を素直に評価したいです。私の会社も福利厚生は比較的良いと言われているほうですが、ここまで積極的に取り組んだのは見たことがないです。もうすぐ3歳になる娘を持つ身としては、この制度があったら男性の私でも正直取りたい。そして休業期間中は育児に専念しつつ、情報収集や最新技術の勉強を続け、数年後は同僚よりも最新技術をばっちり取得した身でリフレッシュして復帰するとか。そういう仕事の仕方が本当にできそうです。
また、社長のブログには導入に当たっての気持ちが書いてありました。

「ブランクが長いと、仕事に復帰するのは難しいのでは?」と聞かれたりしますが、この流れの速い業界では、1年も6年もたいして変わらないんじゃないかと思います。

むしろ変わらない何かをもっている人に、ぜひ継続して働いてほしいです。
http://blog.cybozu.co.jp/aono/2006/08/post_3d3a.html

素直に心に響きました。確かに、ここまでスピード早けりゃ1年も6年も大して変わらないかも。むしろ本人が納得した生き方ができるかどうかが大事だし、それを許容できる会社なんだなと感じました。これは社長と社員の信頼関係があるから言えることですね。つまり社長はブランクの後でも、また頑張ってウチの会社でいい仕事をしてくれると信じているし、社員もそれに答えようとする。実際の運用では想定しない問題も発生するかもしれませんが、ポジティブなスパイラルにもっていくことができれば、世の中が変わっていくかもしれません。少しでも注目されて社会に良い影響がでてくるといいですね。