COLLECTABLE TECHNOLOGY

おっさんホイホイの本、その2。これも図書館で借りていた本ですが、限定3000冊だったんですね。
コンピュータだけでなくラジオとか時計、デジカメ、ゲーム機など幅広い電子機器のコレクションになっているので、コンピュータの事をよく知らない人でも一つくらいは「これ昔見たことある!」というのがあると思います。同世代が集まったときに見ると歴史に浸れて盛り上がれそう。
個人的にはPSION5が乗っていたことに感激でした。就職してから数年。ちょうどPALMをはじめとするPDAがはやり始めた頃に、秋葉原の某店で見つけて衝動買いしたのを思い出します。インターネットに転がっている数少ない情報やフリーソフトをかき集めながら、日本語化とかOPLとかいじって遊んでました。日本語化できれば結構実用的だった覚えがあります。面白いガジェットだったので、なぜ手放してしまったのか少し悔やんでしまいました。

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Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

図書館で見つけて思わず衝動借りしました。写真がとても綺麗で1ページめくるたびに「おぉー」と唸ってしまいます。

以下、特に印象に残ったもの...

  • UNIVAC I:水銀遅延線で構成されるメインメモリがセクシーすぎる。
  • IBM System/360:"EMERGENCY PULL"ボタンを触りたくなる誘惑に勝てる自信がない。
  • CRAY-1:内臓(配線ね)とかもう超モフモフしたい。あのベンチに座りたかった。
  • APPLE I:鮮明な基盤の写真は思わず息を呑んだ。本当に美しいですね。

ぜんぜん知らないコンピュータもたくさんあるけど、写真みているだけですごく楽しいです。最後はGoogleの最初の運用サーバで〆。めっちゃおっさんホイホイな本でした。

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

成功はすべてコンセプトから始まる

「コンセプトを立てる」というとなんか仰々しくて難しいものを考えてしまいますが、実は非常にシンプルで日常の様々な場面でも応用が利く性質を持っているモノではないかと、(この本で述べられている定義とは若干異なるとかもしれませんが)あえてそう感じました。例えば「打ち合わせをする」といった普段ありがちな状況においても、そこで自分が伝えたいことの「コンセプト」がはっきりしているかどうか、つまり、自分が(この打ち合わせで)真に達成したい事を具体的に描けている場合とそうでない場合はそこで行われるコミュニケーションの質(濃度)がずいぶん異なっているような気がします。
この本ではコンセプトとは「自分が実現したいことの包括的なイメージ」と述べており、コンセプトを作るためのフレームワークやコミュニケーション術に至るまでの幅広い範囲での示唆に富んだ考え方を丁寧に示してくれていました。これら一つ一つを確実に自分の引き出しとしてしまって置けるよう、普段から意識しておきたいところです。

成功はすべてコンセプトから始まる

成功はすべてコンセプトから始まる